時は2008年9月
リーマンショックで株が暴落
ニュースはそのことばかりでした
そんな時、プルプルプルと電話が鳴りました
「***銀行のSです」
「いいお話がありますのでお越しください」と
私は、「何だろう?株が暴落しているときに」と
思いましたが、少し気になったので
いつもの通り、スーツに帽子で
ダンディに装い銀行に行きました
「先生、来てくださりありがとうございます」
とSさんが出てこられ
珈琲を出してくださいました
そしてSさんは微笑みながら
「実はいい投資信託があるんです
こんな暴落の時こそチャンスです
如何でしょうか」と言われました
私は少し考えながら
「人の行く道の反対の道に花の山がある」
この格言を思い出し
「みんなが恐怖で委縮しているときに
投資するんだ!」と決意して
まとまったお金を入金しました
Sさんはとても喜んでくださり
私のことを「王子様」と呼んでくれました
その後、その投資信託は
20~30%上昇しました
そして何日か経つと
プルプルプルと電話が鳴りました
「***銀行のSです
先日はありがとうございました
先生、お話があるんです」と言われ
私は、次は何だろう?
投資の話だろうか?
それともデートのお誘いかな?
冗談((´∀`))ケラケラ
とりあえず銀行に行きました
するとSさんが唐突に
「先生、銀行で社交ダンスのセミナーを
していただけませんか?
20人ぐらい投資家さんが
集まると思います」と言われました
私は、あまり例がないことなので
「出来るかな?」
「席に座っている方を前に
演台で社交ダンスの講演を
どのようにしたらいいのか?」
一瞬戸惑いました
が
「人の行く道の反対の道に花の山がある」と
思い「やりましょう!」と返事しました
そして、講演会の当日になりました
会議室に入ると、大勢の投資家の方々が
席に座っておられました
私は、胸を張って演台に立ち
皆様にご挨拶をしました
皆様のお顔を拝見すると
社交ダンスに興味ありそうな人は少数で
私の後の野村證券さんのセミナーの方を
目当てにされている方が多数のように思いました
「これはダンスのステップの話をしても
だめだな!どうしようか?」と瞬時に思いました
「そうだ、健康の話からダンスを語ろう」
このように思い
体に軸を作って座る、立つ、歩くことの
話をしました
体に軸を作ることが、いかに自重を分散して
体の部位を適切に動かすことができるか
それが健康につながる
このようなことから話していくと
皆様の目の色が変わってきて
座られている姿勢もずいぶん良くなってきました
「これはいける!」と思い
投資家さんの中に踊れる方がおられたので
臨時アシスタントをしていただき
ピクチャーポーズ、簡単なステップを
空いたスペースで披露しました
そして最後に、このように踊れるのも
体に軸があるからで、この軸は
体に良い緊張感を与え、それが
健康につながることを熱く語りました
心の中で「なんとか話せた」と思い
講演は終了しました
温かい拍手をいただきました
会議室を出ると
野村證券さんのアナリストが入っていきました
追憶

