社交ダンス物語④同じアパートに神戸大学社交ダンス部の方が住んでいたとは!教会で神大生とダンスパーティー!

コンコンコンとノックする音が!

「誰だろう!」と思いながら扉を開けると、

若い男性が立っていました。

神戸大学社交ダンス部のYと申します。

あなたは、以前**パーティーに来られてませんでしたか?

と、お聞きになるので「はい!そこにいました」と、答えると

「やっぱりそうだ!」と、おっしゃいました。

アパートの玄関先で「あの時の方だ!」と、いう事で

ここに訪ねて来られたそうです。

そのYさんが「一緒にダンスパーティーをしませんか?」と、

誘ってくださったので、「いいですよ」と、

一つ返事ですることになりました。

場所は、六甲の教会のホールです。

当日、男性4名 女性4名集まり

パーティーがスタートしました。

初めてダンス部の女の子と踊ったのですが、

とても踊りやすく、私のしたいように

動いてくれました。感動!

「さすが、大学のダンス部だな」

「しっかり練習をしているんだな」と、

基本ができていることに感心しました。

そして、パーティーも無事終わり

一人帰り道に、

「世間も、ダンス界も狭い世界だな」と思いました。

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社交ダンス物語③「絶対にプロになる」と決意

社交ダンスを始めてから一年半が過ぎて

私は、かなり踊れるようになりました。

ワルツ、タンゴ、クイック、スロー、ヴェニーズワルツ、

ルンバ、チャチャチャ、サンバ、ジャイブ、

パソドブレなど全種目をある程度マスターしました。

おば様方の人気者になりました。

そして、少し、教えることができるようになり、

お金持ちのおば様から「踊って!」と、ラブコールを

いただけるようになりました。

その他、男性の方からも「あなた、僕にダンスを教えてくれないかな!」

と、声がかかり、「どうしてですか?」と、私がお聞きすると

「僕、女性が怖いんだ!」とおっしゃるので、

思わず、「うふっ」と、心の中で笑ってしまいました。

失礼しました。

結果的に男性を教えることが、私にとって勉強になり、

スキルアップすることができたのです。

そして、私は、プロになることを意識するようになり、

心の中では「絶対にプロになる」と、決意したのです。

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社交ダンス物語②高台のアパートで新生活!ある女性との出会い!

高台のアパートで、毎日タンゴを聴きながら

六甲からの夜景を楽しんでいました。

レッスンも回数を増やし、社交ダンスの魅力に

少しずつはまっていきました。

「毎日、踊りたいな」 「上手になりたいな」といつも思い

教室に通い続けていましたが、

その結果、パンと牛乳だけの生活になってしまったのです。

金欠、極貧状態。

そんなある日、教室に赤い服を着た女の子が「見学いいですか?」

と入って来られました。「何だか、私の時と同じで何気なくフラフラと

何かに引き付けられるようにここに来られたのかな」と

そんな気がしました。その子は、私の踊っている姿をしばらく見てくれてましたが、

少し寂しそうで「憂いがあるな」と感じました。

私は、近づいていき、声をかけました。

その子は、にっこりと笑ったので私はびっくりとして

今までのは何だったんだろうと思いながら

しばらくお話をしました。徐々に楽しくなってきました。

それから時々喫茶店で会ってお話をするようになりました。

そんなある時、ダンスの練習を終えて六甲駅で下車すると、

改札の前で赤い服を着た彼女が立っていました。

何か手にぶら下げていて、私が近づくと

「はい、これ」と手提げ袋を渡してくれて

「またね」と急ぐように電車に乗って

三宮方面へ帰っていきました。

私は何が起きたのだろうと思いながら

袋の中を開けてみると、そこには

お米、味噌、海苔が入っていたのです。

私は、胸がジーンとしました。

「ありがとう」と心で言って

家路に向かいました。

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社交ダンス物語①六甲のアパートで夜景を見ながら!

街を歩いていると、小雨が降ってきました。

ふと見上げると白い雨の向こうに

ダンス教室の看板が見えました。

エレベーターで上がりました。

男の先生が出てこられて、

君、踊ってみない!と言われて「ドキッと」としました。

かなり踊れそうな若い女性の方が、

「私がお相手します」と言ってくださって、

踊ることになりました。

「さて、どうしよう」組んだのはいいが、

自分自身の体は、冷凍の鮭状態でカチンカチン。

2,3歩踊るのが精いっぱいでした。

帰り道、上手く踊れなかった悔しさがわいてきて、

「よし、やるぞ」と決意しました。

ダンスシューズ、教本、ビデオなどを購入して

とりあえず、週1回レッスンを受けたのです。

後から考えれば、それが私の人生を変えることになりました。

少しずつ上達していき、とても面白くなりました。

そしてある時、教室の窓から夜の街を見ていると

タンゴの曲が聞こえてきました。

心にしみわたってきて、「いいな」と思ったのです。

このいい感じが、「毎日味わえたら」と思い、

阪急六甲駅から少し高台にアパートを借りました。

六甲アイランドに向けての夜景は最高で、

毎日ワインを飲みながら楽しみました。

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