ダンス物語⑭突然思いがけない天災に!1995年に起きた阪神淡路大震災で被災する!

ダンス物語

私は、多くの生徒さんを育て

発表会に出演させていました

<基本をしっかり教え込めば、後は

ほっといても上達していきます>

そのような論理に、かなり自信がありました

そんな中、1995年1月16日の夜

ペットのインコが、かごの中でバタバタと

音を立て、なかなか眠らないのです

「どうしたんだろう?」と思いつつ

私は、寝てしまいました

部屋の中は去年のクリスマスパーティーで

頂いたお花でいっぱいです

何時間か経つと、その時です

ゴーーーーーーー

キキキキキキーーー

凄い横揺れでベットは右左と動いています

怖くなって布団をかぶりました

部屋の中の物が落ちたり跳ねたりして

大きな音を立てています

私の布団にもぶつかってきます

最後に大きな縦揺れで体は宙に浮き

ドーンと落下しました

暫くすると揺れが,しずまりました

私は放心状態です

少し気持ちが落ち着いてきてから

恐る恐る窓から外を見ると、土煙が上がり

ポートライナーの橋が崩壊し

斜め向かいのビルが倒れて、道路をふさいでいました

「これは大変だ!」と動揺しました

そうしていると、あちらこちらから

「助けてー」「助けてくれー」と声がしてきました

私は、本能的に「助けなければ!」と思い

無茶苦茶になった部屋を飛び出しました

外は空爆を受けたような状態です

また、「助けてくれー」と声が

見ると1階がペチャンコになっている窓から

おじいさんが手を出していました

私は無我夢中で走っていき引っ張り出しました

おじいさんは、私の手を握り

「ありがとう ありがとう」と言ってくれました

「他にも誰かを助けなければ!」と思い

近辺を走り回りました

‐‐‐—–-次回続くーーーーーー

青春時代の1ページ

 

 

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