私は、プロになりました!
だからといって、
生活が保障されているわけではありません。
「これから自分で道を開いていかなければ」と、
強く思いました。
まず最初に計画したことは、
梅田の教室で、13:00~17:00までの間、
社交ダンスを教えて、
18:00~23:00まで他の仕事を探そうと。
そして、お初天神通りのライブハウスに求人があり、
面接に行きました。中に入ると、黒服の人が立っていて、
私を見るなり、「もしかして!」と言われたので、
よく顔を見ると、幼なじみのA君でした。
「久しぶり!」と、お互い握手して、
私の仕事は、即決したのでした。
そして次の週になりました。
プロ初日です。12:30に教室に入りますが、
「13:00からのレッスンを受付します!」と、
言っても私に生徒がいるわけではありません。
電話での問い合わせや見学希望者もなく、
他の先生のレッスンを眺めていると、
とうとう、17:00になりました。
仕方なく、着替えて、ライブハウスに向かいました。
「おはようございます。」
「今日からよろしくお願いします」と言って、
ホールではなく、キッチンに入りました。
私の仕事は、オードブル、サラダ、フルーツの盛り合わせ、
プリンなどを作ることでした。
何とかこなして23:00前になると、A君が来て、
「どうだった、続きそう!」と心配してくれたので、
「大丈夫!出来ると思う!」と言って
時間が来たので、阪急電車に走りました。
ドタバタ、ドタバタの数日でした。
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