社交ダンス物語⑤大阪へ武者修行!ダンスホール・ワールドでダンスを踊る!

ダンス物語

あれから何日か経ちましたが、今だに、

神戸大学の女の子と踊った感覚が忘れられず、

「上手だったな…」と、思っているのです。

それと同時に、ふと、

「今の自分は、どのくらいのレベルなんだろう?」と、

思ったのです。そのときは、まだ競技会には出ていなかったので、

比較する対象があまりなかったのです。

大阪には、その当時、北には、ワールド、南には、メトロと、

ダンスホールがありました。

競技選手もそこでよく練習をしていると聞いていたので、

「大阪へ修行に行こう」と思い、ダンス仲間に声を掛けました。

大学生、神戸市職員、看護師さん、大学職員など

いろんな職業の方がおられました。6~7名集まり、

そして、大阪のダンスホール・ワールドに行ったのです。

中に入って、まず,一番にびっくりしたことは、

あるカップルが、ものすごい勢いで言い合いをしながら、

練習をしてました。それは、競技選手です。凄い!

その他、ダンサーとお客さん、熟年カップル、

先生と生徒、又は先生とお客さんなど。

いろんな人間模様があります。

「みんな上手に踊っているな~」と思いながら

あることに気づいたのです。

それは、「人に見られているから上手に踊ろうと頑張っているだな」と、

いうことです。人が見ていなかったらどうでしょう?

しかし、競技選手は、それとは少し違っていて

競技に勝つための練習なので、厳しさがあります。

カップルバランスを保ち、踊りのラインを

クリアーにして美しさを表現していくのです。

これらをしばらく観察して、私は、

「自分自身は、まだまだだな…」

「神戸に帰って練習をしなければ」と、思い

最終電車に乗りました。

青春時代の1ページ

 

 

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