社交ダンス物語①六甲のアパートで夜景を見ながら!

ダンス物語

街を歩いていると、小雨が降ってきました。

ふと見上げると白い雨の向こうに

ダンス教室の看板が見えました。

エレベーターで上がりました。

男の先生が出てこられて、

君、踊ってみない!と言われて「ドキッと」としました。

かなり踊れそうな若い女性の方が、

「私がお相手します」と言ってくださって、

踊ることになりました。

「さて、どうしよう」組んだのはいいが、

自分自身の体は、冷凍の鮭状態でカチンカチン。

2,3歩踊るのが精いっぱいでした。

帰り道、上手く踊れなかった悔しさがわいてきて、

「よし、やるぞ」と決意しました。

ダンスシューズ、教本、ビデオなどを購入して

とりあえず、週1回レッスンを受けたのです。

後から考えれば、それが私の人生を変えることになりました。

少しずつ上達していき、とても面白くなりました。

そしてある時、教室の窓から夜の街を見ていると

タンゴの曲が聞こえてきました。

心にしみわたってきて、「いいな」と思ったのです。

このいい感じが、「毎日味わえたら」と思い、

阪急六甲駅から少し高台にアパートを借りました。

六甲アイランドに向けての夜景は最高で、

毎日ワインを飲みながら楽しみました。

青春時代の1ページです。

 

 

 

 

 

 

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