ダンス物語⑱ 社交ダンスの追求を重ね、ついに発見! そして神戸へ!

東京でレッスンを重ねているうちに

ふと、思ったことは

「関西に比べてレベルが高いな,

層が厚いな」と痛感しました

上手な方は、踊るときに

エネルギーや力を上体から

水平ラインより、やや下方に使います

訓練が浅いと踊るときに

下腿から水平ラインより上方になり

動きが上ずってしまいます

軸に重心をかけながら

踊れないということです

もう一つ上手な方の特徴は

踊り方がとてもナチュラルです

ボディを極度にねじらないので

動きに滑らかさがあります

「このような動きをどうしたら

論理的にできるのだろう」と

いつも考えるようになりました

そんなある時 テレビで

馬の歩き姿を見ていて

思わず 「これだ!」と思いました

「お馬さんありがとうございます」 ニッコリ

物理には、ベクトルや位相差があります

ボディの動きには軸が関連しています

軸は方向性を示すベクトルや

時間差を示す位相差を

組み合わせることにより

合理的な動きが可能になると

ひらめいたのです

思わず這いつくばりました(笑)

ダンスは、足を動かしてステップを

するのですが、縦長の体を

平行移動するには

上体(ボディ)の作用が必要です

私は、しばらく検証を繰り返し

ある程度自信がついてきました

何人かの上手な女性の方に協力していただき

ある程度確証を得ることができました

気がつくとあまりにもダンスに没頭しすぎて

生活費が少なくなっていました

「明日から どうしよう、お金がない!」

「ある程度学んだし、発見があったから

とりあえずもういいかな」と思い

神戸へ帰ることにしました

青春時代の1ページ